「仮想通貨に投資する。」

よく聞かれる言葉ですね。

投資とは、企業の未来における成長を見越し資金を投じる行為を示すものですが、

果たして今の仮想通貨市場において、本当の意味での投資マネーというのは一体どのぐらい入ってきているのでしょうね?

投資と投機

まず大前提として、投資と投機の違いについて説明しておきます。

投資とは「資本」に投じること

投資とは、生産的な手段にお金を投じ、そのお金を色々な形で運用してもらうことを指します。

株式でいえば、成長を見込む企業に自分の資本を投じ、その企業は出資を受けた資本金をもとにさまざまな事業やプロジェクトを行い、

そこから得られる利益を配当や株主優待、株価上昇といった形で資本家(投資してくれた人)に還元するのが主な形ですね。

投資の主な特徴

  1. 将来性を見越してじっくりと育つのを待つ
  2. 基本的に長期保有(数年~数十年単位)
  3. 長期戦略のためリスクを一定水準以下に常にコントロールすることが大切

投資は基本的に長期保有することが前提です。

企業の成長がそう簡単に一朝一夕で実現するわけではないですからね。

【果報は寝て待て】の精神で、一度見込んだらその企業ととことん付き合うぐらいの精神も必要だったりするでしょう。

投機とは「機会」に投じること

投機とは、その企業や銘柄の将来性云々ではなく、

とかくその値動きをもっとも重視し資本を投じる行為のことです。

目の前の短期的な価格変動をチャンスと捉え、良い機会があれば1日の中で何度も取引を行うFXや株のデイトレードなんかもこうした投機にあたりますね。

この投機においてもっとも大事な要素が“ボラティリティ(値の変動幅)”。

仮想通貨も値の変動が大きいので、昨年からFXトレーダー勢も為替から仮想通貨市場に参戦し始めてもいますね。

ビットコインなんて動くときは一瞬で5万10万とか平気で動いてましたから、トレーダーが参戦してくるのはまあ納得な話です。

投機の特徴

  1. 基本的に投じた銘柄は関係なく、自分が勝つか負けるかが最重要
  2. とかく短期売買で、機会(チャンス)さえあれば日に何回も取引を行う。取引時間が数分数秒なんていうスキャルピングもFXでは相当な人気
  3. ほぼ自己の制御にかかってくるためリスクのコントロールが難しい

投機は目の前の値動きを予想し当てることから“マネーゲーム”、“ギャンブル”と呼ばれることもあり、

この投機という言葉自体が一般的には少し嫌われる傾向があります。(とくに日本。)

まあ投じた資本に対し得るのは結局お金なわけで、投資とその本質の根っこの部分は変わりませんが、

その企業やプロジェクトの将来性ではなく、より色濃くリターンのみ(お金のみ)を求めるのがこの投機といったところでしょうか。

仮想通貨は現状『投機』がほぼ一般的

さて、同じお金を投じる行為にあたり、投資と投機の違いを簡単に説明しましたが、

現在の仮想通貨市場はどうでしょうね?

仮想通貨の根幹技術であるブロックチェーンやスマートコントラクトは、実際にそれらが可能にするプロダクトの普及が進めば世の中ひっくり返るほどモノ凄い技術ではありますが、

通貨としての取引・決済のやり取り以外、現状はまだまだ世の中でそれらの技術が実生活を変えうるほどのしっかりした成功例はほとんど存在していません。

昨年からじつに多くのICOプロジェクトが打ち出されてはきてますが、

実際にその企業が構想する未来の可能性に資金を投じている方って、どれほどいるんでしょうね?(もちろんヒビキも含め)

ほとんどの人は仮想通貨にお金を投じたら仕事も手につかなくて困るって言います。これはやっぱり完全に投機ですよね汗

値動きの大きさばかりが前面に押し出され過ぎているため投機に拍車をがかかる

仮想通貨がようやく一般の世に受け入れられるようになってきたのも、まだ1年ほどしか経っていないと個人的には感じますが、

それもその理由の多くは、たった数ヶ月で投じた資金が数倍数十倍数百倍に膨れ上がってしまうという強烈なボラティリティ(資産価格の変動の激しさ)によるところが大半でしょうし、

実際新しいICOや仮想通貨案件のローンチ動画や情報発信の案内見ても、

「リップルが1年で600倍になった~、カルダノADAはわずか数ヶ月で800倍になった~」

というように、それらが持つ将来性や技術やポテンシャルの中身の部分ではなく、

ただ大きな値の変動幅の部分だけがとかく前面に押し出され比較対象として紹介されているものばかりです。

そしてタイトルを冠するのはこぞって【次の爆上げ案件・100倍銘柄】というように、大きな価値の上昇を期待させるような派手な文字w

(たしかに仮想通貨のブロックチェーン技術を前面に打ち出すより、こうした短期間で信じられないような価値の上昇を実現したエピソードのほうが当然人の心には響きやすく資金が集まりやすいのはわかりますが、、最近はどれもこれもすぎてちょっとね^^;)

まあこうした話が四方八方人づてにネットづてに広がり、

一攫千金を夢見る人々に大人気となったのが今のビットコインであり仮想通貨市場です。

昨年、とくに後半異常とも言えるスピードで多くの仮想通貨が爆上げしたことも、この仮想通貨の投機性を強める一因にもなっているでしょうね。

 

投機マネーが抜けていかないと本物にはなれない?

このように、いまの仮想通貨市場は昨年の暴騰劇に煽られ参入した「投機」マネーにより作られたものがほとんどです。

 

その技術やそれらが可能にしていく未来を見据えて「投資」している人って、じつはほんのわずかのひと握りではないかと個人的には感じます。

世界でも有数のギャンブル好き・投機好きなお隣の国「韓国」、

そしていまの仮想通貨市場を作ったとも言える「中国」のお金が市場から抜けただけでこの結果。

投機は【機会】がなければ資金は入ってこないですし、当然機会を失えば次々に資金は市場から抜けて行きます。

流行りに乗じて飛び乗ってきた新規勢の損切りによる狼狽売りの連鎖や、

株式のように保有していることで配当や優待が受けれるような意味のある通貨がまだ少ないというのもここ最近の仮想通貨市場の暴落要因の1つでしょう。

アメリカやヨーロッパなど、世界中で仮想通貨の技術は世の中を変革しうる力があるとの認知は広まり始め、

ゆくゆくは資金を投じること「投資」も検討しているという人も増えてはきてますが、

G20でもマークカーニー議長がとるに足りない規模の市場だと規制を強めなかったのは、

一般の世に広がるほどの力はないとの見立てからとも言えますし、

投機的な大きな値の変動が存在するうちは、本当の意味で既得権益を覆しうるような実需レベルの大きな資本は入りづらいのでは?と思います。(企業は1ドルに対し1円動くで数千億レベルで業績に響くそうです。)

どこかしらのプロジェクトが大きな成功を実現させるかなにか、そうした大きなキッカケがやはり待ち望まれるところではありますね。

まとめ

とはいえ、流行りに乗じて登場した新しいトークン系は知りませんが、

2年前とかから見ればビットコインやイーサリアム始めとするメジャー通貨はどれもこれもまだまだ未だに凄まじい倍率の価値の上昇です。

1年2年で10倍20倍ってだけでも普通の金融商品から考えたらモノ凄い成功ですからね。

まあこの今年に入っての暴落も、昨年1年が余りにもスピードが早すぎたがゆえの反動の側面は十二分にあるでしょう。

1ビットコインが100万をつけるか否か?なんて、2017年当初仲間内で話してたのは「東京オリンピックくらいにはもしかしたらあるのかもね~」でしたからねw

「2~3年で1ADA=1ドルとかになるでしょう」で参戦したカルダノADAも、まさか上場からわずか数ヶ月で軽々1ドルつけたのにはま~度肝を抜かされましたね笑

こうしたように、もともと投資と見込んで長期目線だったものが、突如舞い降りた奇跡のタイミングにより一気に投機要因で強まってしまったのも無理はない話です。

人は結局のところ誰しも欲と期待の生き物ですから、1度経験すると次は次は?となってしまう気持ちもわかりますが、

ちょっと世の中が仮想通貨により急ぎすぎてる感がものすごーくあるので、一旦速度落として冷静に、ってところでしょうかね。

不安ならば一度ポジションを閉じて再度考えるって手もありとは思いますよ。

まあ個人的にはボーッと放置でこれからこれから~、ってところ、

プラス!

先日ちょっとご紹介し始めたカンボジアとかその辺の実態ありきの従来の実需投資系ですね。

両輪回して未来へGO!ですw

投じた資本のリターンは4000倍以上!ソフトバンクCEO孫正義

最後に少しご紹介。

投資家と言えばウォーレンバフェットを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、

ソフトバンク率いる孫正義さんも負けてはおりません。

出典 ITmedia

いまでは中国のAmazonとまで呼ばれるほど巨大なEコマース企業にまで成長したアリババグループ、

このアリババグループがまだまったくの駆け出しで、従業員数も10人程度で売上すらゼロのただの赤字会社だった18年前、

創業者であるジャック・マー(当時はまだ英語教師)と面談し、5分で20億の出資を決め、

その決断から得られたリターンは現在で言えば軽く4000倍を超えるほどと言われています。

当時はITバブルがスタートし始めたタイミングとはいえ、誰も見向きもしていなかった中国IT企業株の将来性を見越して巨額の投資を行い、

大きなリターンを生み出した先見眼は、まさしく稀代の投資家というより他ないですね。

加えていえば、アリババが上場したのは2014年でつい最近、

時代の流れを見抜く目もそうですが、

投資を行ったことでのリターンが目に見える数字に現れて来るまでにじつに14年もかかっているということです。

まさに【果報は寝て待て】の典型例とも言えますが、孫さん自身の信じて待つ忍耐力もモノ凄いものがありますよね。

まさにこれぞThe「投資」。

さあ、仮想通貨のポテンシャルはどうですか?

次世代を担うに相応しい力はあるとお考えでしょうか?